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庵治石について

誕生

中世白亜紀

庵治石などの火成岩が生まれたのは約8000万年前です。恐竜が地上を闊歩していた時代、すでに庵治石の歴史は始まっていたのです。マグマが地下深くでゆっくりと冷え固まって結晶を形成。その過程は数万年から100万年とも言われます。

史実に登場

平安時代

庵治石が初めて史実に登場するのは平安時代。京都の石清水八幡宮の「建武回録記」という古文書に記されています。その内容は、八幡宮の再建にあたり石種30種、個数5000の切石が使用されたというもの。関連する古文書を紐解いてみると、現在の牟礼町の一部が石清水八幡宮の荘園であったとされることから、使用された石材は庵治石だったと考えられます。つまり、庵治石は平安時代後期から採石され、遠く海を隔てた京都までも送り出されていたのです。何百もの船で大きな石を運ぶ作業は非常に大変だったでしょう。それだけの労力を払う価値があると評価されていたことがうかがえます。

「庵治石」の確立

高松城跡
天正時代

別名「玉藻城」とも呼ばれる国の史跡・高松城が築城。石垣や桜門の礎石に庵治石が使われています。大阪城築城にも使用され、庵治石の採石はこの頃本格的に始まったと思われます。庵治の港から運んだため、「庵治石」と呼ばれるように。

江戸時代

讃岐藩松平家の屋島東照宮造営原産地での庵治石製品加工が始まり、和泉の国より石工が呼び寄せられました。任務を終えた彼らは現在の庵治町・牟礼町あたりに住まわり石材業を始めます。
この頃、塩田で海水を炊いて塩を作る石釜に庵治石が使われるなど、生活の中にも根付いてきました。

明治時代~大正時代

次第に採石と加工が分業化され、それぞれの技術が高まっていきました。石がもつ優れた品質に加え、見事な加工を施す石匠の技が評価され、庵治石は全国的にその名を轟かせます。

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近年の発展

戦後、生活もようやく安定し始めると共に、灯籠、墓碑などの要望も増加していきました。加工の機械化など技術改良も進み、庵治石産業は飛躍的に発展。世界に誇る最高級石材として認められるまでに。

そして現代へ

墓石をはじめ庭灯籠や置物など様々な庵治石製品が、広く親しまれるようになりました。そして実用品の枠を超え、アート作品も生み出されています。これからも庵治石は伝統を受け継ぎながら、さらなる進化を遂げることでしょう。

庵治石について
銘石の所以(ゆえん)
産地
歴史
匠の技
砕石工程
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庵治石墓石・価格・相場