香川県の穏やかな気候と豊かな自然に恵まれた半島。そこから産出されるのが「庵治石」です。四国本土最北端の石と魚の町「庵治」。ここから産出される庵治石は、キメ細かな地肌に重量感・色艶・風格があり、国内外産石の最高級品として高く評価を受けています。そして、歴史も古く平安時代後期からすでに採掘・加工され、時代を経て現在では、全国各地へ出荷されています。オールストーンでは、長年培った信用・実績で、庵治石の中でも厳選した最高級素材の取り扱いをいたしております。
採掘場から採れた石は加工に応じて小割りをして、石材加工工場に運びます。石を削る事は決して容易な作業ではありません。現在ではダイヤモンドカッターブレードで石を切削します。この際、熟練した職人が石の目合い・風合い・キズ・割れ等、様々な石の状況を見極めて切削加工を施します。特に高価で希少な庵治石はとても重要な作業となります。
磨かぬ石は光無し…地元庵治小学校の校歌のフレーズであります。石は採り出して切削加工しただけでは、光沢・艶はありません。当社では機械手動研磨から自動研磨機械を用いて、番手と呼ばれる厳選した専門の砥石を荒から細かい順番にじっくり丁寧に、水平レベルで磨き上げていきます。こだわりの磨きをご覧ください。
花立等、石に穴をあける作業です。石は硬く熱を持つため、水を出しながら、ダイヤモンドカッターの付いたコアでボーリングをします。曲面や細工部分では機械での平面磨きが出来ません。細工部分は熟練した手磨工が、エアーポリッシング機械を用いて丁寧に磨いていきます。部分によっては、手作業で砥石を持ち時間をかけてじっくり磨きを施していきます。
石工と呼ばれる熟練の職人が細工部分やお墓を形成していきます。お墓の重要な蓮華台座(仏石の下、蓮のイメージを模したもの)は、長年石工を経験した職人にしか造れない技術です。曲面やアール加工なども石を形成する作業は職人の技が重要です。
石に文字を刻む彫刻作業ですが、庵治産地では「庵治彫り」と言われ全国的にも美しい文字彫刻が特徴です。庵治産地でも文字彫刻を施せる工場や職人は少なく、ほとんどの場合専門の字彫屋さんに依頼しています。当社では自社職人が、美しい「庵治彫り」にこだわり文字の深さや石の表情を大切にしながら彫刻を施します。
お墓には加工以外に建て前と呼ばれる建立作業(施工)があります。お墓の施工には石を熟知した熟練の施工技術が必要です。当社では石加工を経験した石職人が建立作業を行います。また、基礎等の土木等は有資格者の指導に基づき安全・安心の品質管理施工を施します。



